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高森明勅
2017.4.18 21:00

特例法の行方

先頃、各党の努力でまとめられた国会の合意(議論のとりまとめ)

それ自体はある程度、評価に値する内容だった。

政府が策定する特例法は当然、
それを尊重した内容でなければならないはず。

だが予断を許さない。

国会の合意に意味を認めることと、
特例法が誤った先例にならない水準を保てるかは、
別の問題だ。

政府に最低限の良識が残っているのか、どうか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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